
※本ページはプロモーションが含まれています。
- 給与量表はあくまで出発点であり、愛猫の体重や活動量に合わせた微調整が不可欠です。
- 成猫・シニア・子猫のボディコンディションスコア(BCS)を活用して適正量を判断します。
- 4kgの成猫・避妊済みを例にした計算方法や、2週間ごとの体重チェックの重要性を解説しています。
- ドライフードだけでなく、ウェットフードやおやつも含めた合計カロリーで管理することが大切です。
- デジタルスケールでの正確な計量や、1日2〜3回に分ける給与スタイルのコツを紹介しています。
- 新しいフードへの切り替えは、便や食欲を見ながら7日間〜2週間かけて段階的に進めましょう。
給与量を決める3ステップ
カナガンキャットフードにある給与量表は、あくまで平均的な運動量・代謝の猫を想定した数値です。
同じ体重でも、去勢・避妊の有無、室内での活動量、個体差によって必要カロリーは変わります。
そのため、表の数値は「最初に与える量の出発点」であり、「絶対に守るべき正解」ではありません。
この記事では、まず基準となる給与量表を確認したうえで、自分の猫に合わせて微調整していく具体的な方法を解説します。
現在の体重を確認する
現在の体重を確認し、給与量表から該当する体重の量を確認します。
子猫の場合は、現在の体重だけで判断せず、成猫時の予想体重や月齢も考慮する必要があります。
まずは現在の体重を基準に、商品に記載されている給与量を確認しましょう。
活動量・去勢・避妊・体型から量を調整する
- おとなしくて運動量が少ない猫
- 活発に動きまわる猫
- 去勢・避妊済みの猫
同じ体重の猫でも、必要なエネルギー量は同じとは限りません。
室内で過ごす時間が長く運動量が少ない猫、去勢・避妊済みの猫などは、給与量の下限寄りから始める方法があります。
反対に、活発に動く猫などは、体型や体重の変化を確認しながら調整します。
2週間おきに体重と体型をチェックする

最初から正確な給与量を当てるのではなく、まず基準量から始め、体重と体型の変化を確認します。
目安として2週間程度ごとに状態を確認し、必要に応じて5〜10g単位で調整します。
「表の数字→実際に与える→体重・体型を確認→再調整」という流れで考えると分かりやすいでしょう。
ライフステージ別・給与量早見表
同じ体重の成猫・シニア猫・子猫の比較表
| 体重 | 成猫(1日) | シニア猫(1日) | 子猫・12ヶ月時点(1日) |
|---|---|---|---|
| 2kg | 40g | 35g | 45g |
| 3kg | 50g | 45g | 60g |
| 4kg | 60g | 55g | 60g |
| 5kg | 70g | 65g | 70g |
| 6kg | 80g | 75g | 90g |
| 7kg | 90g | 80g | 100g |
| 8kg | 100g | 90g | 105g |
※給与量は商品の現在の公式情報を優先して確認してください。
このように見ると、同じ体重でもライフステージによって給与量の目安が異なることが分かります。
【カナガン・公式】子猫の月齢・予想体重別 給与量早見表(1日あたり)
| 成猫時の予想体重 | 生後2ヶ月 | 生後3〜4ヶ月 | 生後5〜7ヶ月 | 生後8〜12ヶ月 |
| 1kg | 25g | 35g | 55g | 55g〜成猫用 |
| 2kg | 35g | 55g | 55g | 55g〜成猫用 |
| 3kg | 50g | 75g | 80g | 75g〜成猫用 |
| 4kg | 65g | 95g | 105g | 100g〜成猫用 |
| 5kg | 85g | 125g | 135g | 125g〜成猫用 |
| 6kg | 100g | 145g | 155g | 145g〜成猫用 |
※上記はレティシアン(カナガン公式サイト)の給与量ガイドを基に、体重の区分を1kg刻みで整理した数値です。
お使いのパッケージ裏面や公式サイトの記載も併せてご確認ください。
成猫・シニア猫・子猫の給与量を比較
成猫とシニア猫では、同じ体重でも設定されている給与量が異なる場合があります。
また、子猫は成長のために必要なエネルギー量が高く、月齢によって給与量が変わります。
そのため、「体重が4kgだから必ず60g」というように、体重だけで給与量を決めないことが大切です。
子猫は月齢によって給与量が変わる
子猫の場合、月齢によって必要なエネルギー量が大きく変わります。
特に成長初期は体重あたりの必要カロリーが高いため、12ヶ月時点の表だけを見て判断することはできません。
月齢ごとの詳細な給与量については、必ず現在の商品ページに掲載されている給与量表を確認してください。
ここでは「成長段階によって給与量の考え方が変わる」という点を理解しておきましょう。
体型(ボディコンディション)で微調整する目安

給与量を決めるときは、体重の数字だけでなく、猫の体型も確認しましょう。
一般的な9段階評価のボディコンディションスコア(BCS)の考え方を簡略化すると、次のような目安になります。
| 状態 | 触った感触・見た目 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 痩せ気味 | 肋骨が容易に浮き出て見える、腰骨が目立つ | 表の上限寄りなどを検討 |
| 適正 | 軽く触れると肋骨が分かり、上から見るとくびれがある | 表の中央値を目安にする |
| やや太め | 肋骨に触れるのに圧をかける必要がある | 表の下限寄りを検討 |
| 太り気味 | 肋骨がほぼ触れない、腹部に厚みがある | 給与量を見直し、必要に応じて獣医師へ相談 |
痩せ気味の場合
肋骨や腰骨が目立つ場合は、給与量が不足していないか確認します。
ただし、単純にフードを増やせばよいとは限りません。
体重減少が続いている場合や、食べているのに痩せていく場合は、病気など別の原因が隠れている可能性もあるため、獣医師に相談しましょう。
適正体型の場合
軽く触れると肋骨が確認でき、上から見たときに適度なくびれがある状態が一つの目安です。
体重だけでなく、見た目と触った感触を合わせて確認すると、変化を把握しやすくなります。
やや太め・太り気味の場合
肋骨が触れにくい、腹部に厚みがあるなどの場合は、給与量を見直します。
急激に食事量を減らすのではなく、体重や体型の変化を確認しながら調整しましょう。
特に減量が必要な猫は、自己判断だけで食事量を大幅に減らさず、獣医師に相談することをおすすめします。
実際に計算してみる:体重4kg・避妊済み・室内飼いの例
数字だけでは分かりにくいため、4kgの成猫を例に計算してみます。
4kgの成猫の基準量
今回の表では、4kgの成猫を60g/日の基準値とします。
ここから猫の状態に合わせて調整します。
避妊済み・運動量が少ない場合の調整
避妊済みで、室内での運動量が少ない猫の場合、基準量から控えめにスタートする方法があります。
たとえば基準量60gに対して10%減らす場合は、
60g × 0.9 = 54g/日
となります。
ただし、これはあくまで計算例です。すべての避妊済み・室内飼いの猫に54gが適量という意味ではありません。
2週間後の見直し
54g/日でスタートした場合は、その後の体重や体型を確認します。
体重が安定し、適正な体型を維持できていれば、その量を継続します。
反対に体重が増えている場合は、給与量やおやつなどを見直します。
このように「基準量→補正→経過観察→再調整」を繰り返すことが、体重管理の基本的な考え方です。
ウェットフード・おやつを足すときのカロリー計算

ドライフードの量だけを見ていると、ウェットフードやおやつを追加した分のカロリーを見落としやすくなります。
一般的にドライフードは100gあたり350〜400kcal前後、ウェットフードは水分が多いため100gあたり50〜90kcal程度の商品があります。
ただし、カロリーは商品によって異なるため、実際に与えるフードのパッケージや公式情報を確認してください。
1日の必要カロリーを計算する
給与量から摂取カロリーを確認する場合は、
1日の給与量(g)×100gあたりのカロリー÷100
で、おおよその摂取カロリーを計算できます。
たとえば、100gあたり380kcalのドライフードを60g与える場合、
60g × 380kcal ÷ 100 = 228kcal
となります。
ウェットフード・おやつ分を差し引く
ウェットフードやおやつを追加する場合は、その分のカロリーも含めて考えます。
ドライフードを規定量与えたうえで、さらにウェットフードやおやつを追加すると、1日の総摂取カロリーが増える可能性があります。
合計カロリーで管理する
大切なのは、ドライフードだけでなく、その日に食べるもの全体のカロリーで考えることです。
「主食」「ウェットフード」「おやつ」を別々に考えるのではなく、1日の合計量として管理しましょう。
1日の回数・計量のコツ
1日分の給与量は、猫の生活スタイルや食事の回数に合わせて、2〜3回程度に分けて与える方法があります。
以下は、1日の給与量を均等に分けた場合の目安です。
| 1日量 | 2回に分ける場合 | 3回に分ける場合 |
|---|---|---|
| 20g | 10gずつ | 約7gずつ |
| 40g | 20gずつ | 約13〜14gずつ |
| 60g | 30gずつ | 20gずつ |
| 80g | 40gずつ | 約26〜27gずつ |
| 100g | 50gずつ | 約33〜34gずつ |
| 120g | 60gずつ | 40gずつ |
※上記は1日量を均等に分けた場合の計算上の目安です。
実際の給与量は、フードの給与量表を確認し、猫の年齢・体重・避妊去勢の有無・活動量などに合わせて調整してください。
1日2〜3回に分けて与える
1日の給与量を複数回に分けることで、1回に与える量を管理しやすくなります。
ただし、適切な回数は猫の年齢や生活リズムなどによっても異なります。
デジタルスケールで計量する
計量カップだけでは、粒の大きさや詰まり方によって誤差が出ることがあります。
より正確に量を管理したい場合は、デジタルスケールを使うと便利です。
1日分をまとめて計量する
さらに管理しやすくするなら、朝に1日分をまとめて計量し、複数回分を小分けにしておく方法があります。
都度計量する必要がなく、家族で猫の食事を管理する場合にも量がぶれにくくなります。
切り替え期間の進め方と、うまくいかないときの対処
新しいフードへ切り替えるときは、いきなり全量を変更せず、旧フードと新しいフードを混ぜながら少しずつ切り替える方法があります。
7日間を目安に少しずつ切り替える
カナガンへの切り替えは、次のような7日間の流れが一つの目安になります。
| 日数 | 旧フード | カナガン |
|---|---|---|
| 1日目 | 90% | 10% |
| 2日目 | 75% | 25% |
| 3日目 | 60% | 40% |
| 4日目 | 50% | 50% |
| 5日目 | 35% | 65% |
| 6日目 | 20% | 80% |
| 7日目 | 0% | 100% |

切り替え中の便・食欲をチェックする
切り替え中は、便の状態や食欲、元気などを確認しましょう。
- 便がやや軟らかい程度で、元気・食欲が普通
同じ比率を2〜3日程度続け、状態を確認してから次の段階へ進めます。 - 水様便や1日に何度も下痢をする
切り替えを中断し、直前の比率に戻します。改善しない場合は動物病院へ相談しましょう。 - 1回分を残す程度
フードの量だけでなく、食器や食事場所などの環境も確認します。 - 半日以上まったく食べない
直前の比率に戻し、食欲の状態を確認します。長時間食べない状態が続く場合は、動物病院へ相談してください。 - 嘔吐を繰り返す、ぐったりしている
フードの切り替えだけが原因とは限りません。早めに動物病院へ相談しましょう。
7日より長くかけたほうがよいケース
猫種や個体差によっては、7日間ではなく10日〜2週間程度かけたほうがスムーズな場合があります。
予定どおりに比率を増やすことよりも、猫の便や食欲などの状態を優先して進めることが大切です。
よくある間違いと、その背景
| 間違い | なぜ起きる? | 対策 |
|---|---|---|
| 1日分を1回分と勘違いする | パッケージの表記を読み違える | 「1日○g」と明記して家族と共有する |
| 目分量で与え続ける | 計量が手間に感じる | 小分け容器などを活用する |
| おやつを別枠で考える | 主食とは別のものと考えてしまう | 合計カロリーで管理する |
| 体重が変わっても同じ量を与える | 定期的に体重を測っていない | 月1回を目安に体重・体型を確認する |
| 初日から全量切り替える | 切り替え期間を知らない | 7日間程度を目安に段階的に切り替える |
購入前・使用中のチェックリスト
カナガンの給与量を管理するときは、次の項目を確認しておきましょう。
- 現在の体重を把握している
- 子猫の場合は成猫時の予想体重や月齢を確認している
- デジタルスケールで1日分を計量できる
- おやつ・ウェットフードを含めた合計カロリーで考えている
- 1日2〜3回に分けて与えられる
- 切り替え用の旧フードを1週間分以上残している
- 体重・体型・便の変化を記録できる
よくある質問

表の体重の境目はどちらを見ればいい?
たとえば3kgちょうどなど、体重の境目に該当する場合は、体型や活動量も確認しながら判断します。
単純に体重だけで決めるのではなく、給与量表を基準にして、その後の体重・体型の変化を見ながら調整しましょう。
多頭飼いで体格差がある場合は?
多頭飼いの場合は、猫ごとに体重や体型が異なるため、1匹ずつ給与量を確認することが大切です。
可能であれば食事場所を分け、それぞれがどのくらい食べたのか把握できるようにすると管理しやすくなります。
減量目的で量を減らす場合のペースは?
猫の減量は急激に行わないことが重要です。
一般的には、1ヶ月に体重の1〜2%程度のゆるやかな減量が目安とされることがあります。
ただし、適切な減量ペースは猫の体型や健康状態によって異なります。
減量が必要な猫は、自己判断で大幅に給与量を減らすのではなく、事前に獣医師へ相談することをおすすめします。
まとめ
カナガンの給与量表は、すべての猫に当てはまる「絶対的な正解」ではなく、給与量を決めるための出発点として考えることが大切です。
同じ体重でも、年齢、去勢・避妊の有無、活動量、体型などによって必要なエネルギー量は変わります。
まずは現在の体重とライフステージに合った給与量を確認し、その後の体重や体型の変化を見ながら調整しましょう。
特にウェットフードやおやつを与える場合は、ドライフードだけでなく1日の合計カロリーを考えることがポイントです。
また、新しいフードへ切り替えるときは、いきなり全量を変更せず、猫の便や食欲を確認しながら少しずつ進めます。
給与量の数字だけにこだわるのではなく、「給与量表→実際に与える→体重・体型を確認→必要に応じて調整」というサイクルで管理すると、猫の状態に合わせた食事管理がしやすくなります。
カナガンキャットフード給与量の要点まとめ
- 給与量表は平均的な数値を想定したものであり、個体差に合わせて調整する出発点として捉えましょう。
- 現在の体重を確認し、子猫の場合は成猫時の予想体重や月齢も考慮して判断することが大切です。
- 猫の活動量や去勢・避妊の有無、室内での過ごし方によって必要なエネルギー量は大きく変わります。
- 2週間おきに体重や体型をチェックし、必要に応じて5g〜10g単位でこまめに微調整を行いましょう。
- ライフステージ(成猫・シニア・子猫)によって、同じ体重でも推奨される給与量は異なります。
- ボディコンディションスコア(BCS)の考え方を参考に、見た目や触った感触で体型を評価します。
- 痩せ気味や太り気味の猫は、自己判断ですべき極端な調整を避け、必要に応じて獣医師へ相談しましょう。
- ドライフードにウェットフードやおやつを足す際は、1日の総摂取カロリーを超えないよう引き算します。
- 1日の給与量は、デジタルスケールで正確に計量し、2〜3回に分けて与えるのが理想的です。
- 朝に1日分をまとめて計量・小分けにしておくと、家族で管理する際も量がぶれにくくなり便利です。
- 新しいフードへの切り替えは7日間を目安に、旧フードを混ぜながら便や食欲を確認しつつ進めます。
- よくある間違いやチェックリストを活用し、「表を見る→与える→確認→再調整」のサイクルを回しましょう。
参考文献・一次情報のご案内 本記事の作成にあたっては、以下の公的機関および専門的なペットフード情報を参考にしています。
- 環境省「飼い主のためのペットフードガイドライン」:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808.html
- 一般社団法人ペットフード協会「犬・猫の飼育実態調査」:https://petfood.or.jp/data-chart/
- AAFCO(米国飼料検査官協会)栄養基準ガイドライン:https://shokuhin-oem.jp/product/item532/
- 世界小動物獣医師会(WSAVA)「犬・猫の栄養管理に関するガイドライン」:https://www.instinctpetfood.co.jp/faq/